国際ソロプチミスト大阪クラブ賞受賞
【石原こまき様】プロフィール
2018年度 ソロプチミスト「夢を生きる」 女性のための教育・訓練賞
国際ソロプチミスト大阪クラブ賞受賞
母子生活支援施設 社会福祉法人みおつくし福祉会「東さくら園」入所者
生後6か月の子供を抱えながら、学費を稼ぐために仕事と受験勉強とを両立させ、看護学校に合格し、看護助手のアルバイトで学費を稼ぎながら准看護士の資格を取得されました。
25歳にして4歳の子供さんを扶養し、さらなるステップアップで正看護師の資格取得を目指し四条畷看護専門学校に通われています。
【伊藤沙耶美様プロフィール】
国際ソロプチミストアメリカ日本中央リジョン
2018年度 リジョナルプロジェクト 女子大学院生奨学給付
国際ソロプチミスト大阪クラブ賞受賞
大阪大学大学院 薬学研究科 創成薬学専攻 博士課程3年(2019年)
研究課題
1)感染症予防対策に資する貼るワクチンの開発感染症に対する唯一の予防法であり疾患の発症や重篤化を抑制することができるワクチンは大半が注射製剤であり、接種には技術的、また、輸送・保管に問題があり、発展途上国への普及に大きな障壁となっています。そこで皮膚に貼るだけという経皮投与型ワクチン「貼るワクチン」の開発を進めています。この「貼るワクチン」が実用化できれば、地球上からのポリオ根絶に貢献できるものと非常に期待されています。今後はさらに質の高い臨床研究を実施し、「貼るワクチン」の早期実用化を目指し、発展途上国におけ
るワクチン普及に貢献したいです。
2)食物アレルギーに対する根治療法の確立
食物アレルギー有病率は先進国を中心に著しく増加しており、新たな社会問題になっています。そこで我々は独自開発
した経皮免疫製剤(ハイドロゲルパッチ)を活用し、微量のアレルゲンを皮膚から投与する経皮免疫療法の開発に着手
しています。既に前臨床・臨床研究において、優れた安全性・有効性を証明しており、今後はこの経皮免疫療法がなぜ効
くのか、どういった免疫細胞に作用するのか詳細な基礎情報を収集し、食物アレルギーに苦しむ患児を救うべく早期
実用化を目指しています。